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思い出の記(舳倉島) 119  キマユホオジロ、シマゴマ

 キマユホオジロが草地から出て来たと思ったら直ぐに草の中に姿を消した。ミヤマホオジロに似るが、冠がなく眉だけが黄色で違いがはっきりしている。(2013年5月 舳倉島にて)
 シベリア中部で繁殖し、冬季は中国中部および南東部に渡り越冬する。旅鳥西日本に渡来する。日本海側の島嶼部では春秋の 渡りの時期に毎年記録され、特に対馬では春に割合普通に観察される。体長約15.5cm。雄の夏羽は、額、眼先、側頭線、頬は黒く、頭央線は白色、眉斑は黄色である。背中と腰は茶褐色で、体の下面は白く脇に黒褐色の細い縦斑がある。雌は頭央線が不明瞭で、額、眼先、側頭線、頬は黒褐色である。雄の冬羽は雌に似ているが、頭央線が白く明瞭であることで区別できる。

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シマゴマ 
全長約13cm。額から尾にかけての上面は褐色。尾は赤みがかった褐色である。腹部は白色。オリーブ褐色の鱗状斑が本種の特徴である。日本では旅鳥として、春に記録されるが数は少ない。主に日本海側で観察されている。
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終わりに

  思い出の記と称して、10年余にわたって撮り貯めた野鳥写真の整理をしてきたが中途半端ながら、この辺で終了したい。

 鳥の撮影を中止して一年半になるが、この間は本読みに明け暮れた。
 最初は手当たり次第に推理小説を読み散らし、その後それに飽きて何か大作をとの思いが起きた。それがなんと北方謙三の歴史ものから始まった。先ずは、三国志(文庫14巻)から水滸伝(文庫19巻)、楊令伝(単行本15巻)となり次に吉川英治の新平家物語(文庫16巻)、私本太平記(電子書籍版9巻)、親鸞(電子書籍17巻)となった。そして今は、世界一の長編と言われる中里介山の大菩薩峠(電子書籍47巻)に手を出している。これは内容として面白みに欠け手こずりそうだ。そこで、同時に2017年に66歳の若さで逝ってしまった「蜩の記」で直木賞を受けた葉室麟を追悼し6作目を手にしている。

 こんなところで、この一年半ほとんど引きこもり状態で読んだ本は、優に100冊を超えた。
 今にして思うと、鳥の撮影を急にやめる気になったのは、こんな無精な生活への憧れが心の底にあったようだ。

 一年もしたら、また写真撮りを始めるつもりでもあったが当分戻ることはなさそうだ。

by GannkoOyazi | 2018-11-28 08:21

思い出の記(舳倉島) 118 シマアオジ

 海辺の小高い岩礁で、餌を求めてあちこち動き回るシマアオジの黄色の羽が輝いて見えた。最近は、激減し夏の北海道でも見ることが難しくなってきていると聞くが無事に島から渡って繁殖することを祈る。(2013年5月 舳倉島にて)
 北海道の草原で繁殖する渡り鳥シマアオジは、現在、日本で繁殖する野鳥のなかで、最も国内絶滅の危機にある種の一つ。全長約15センチ。夏鳥として北海道の草原などに飛来。オスの夏羽は鮮やかな黄色が特徴。体側面には褐色の縦縞が入る。オスは背面は赤褐色、腹面は黄色、顔は黒い羽毛で覆われ、喉に暗色の首輪状の斑紋が入る。メスは背面および顔は褐色、腹面は淡黄色の羽毛で覆われる。夏季にユーラシア大陸北部や日本で繁殖し、冬季になるとユーラシア大陸南部で越冬する。日本海側の島嶼部や南西諸島では、春秋の渡りの時期に記録される。本州で観察されることがほとんどないことから、渡りは大陸を経由して行われていると考えられている。
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by GannkoOyazi | 2018-11-24 14:13

思い出の記(舳倉島) 117 カラアカハラ

 初見のカラアカハラは、マイフイルドで見るいつものアカハラの猛々しさがなく、小振りで胸の赤みがうすく優しさがただよう愛らしい姿だった。
中国東北部で繁殖し、冬季は中国南部からインドシナ半島北部へ渡り越冬する。日本では数少ない旅鳥として主に日本海側の島嶼で記録される。本土での越冬記録もある。体長は 約23cm。雄は頭頂から背中、尾までの体の上面と翼が濃い青灰色で、胸と脇腹が橙色で、腹からの体の下面は白色。雌は頭部からの体の上面が灰褐色で、胸、脇上部に黒斑がある。
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by GannkoOyazi | 2018-11-21 08:04

思い出の記(舳倉島) 116 ヒメイソヒヨドリ

 ヒメイソヒヨドリを、撮ることが出来た。初めて島に来て超ラッキーだよ、と言われる。手持ちの図鑑には記載がなく、かなりの珍鳥の部類なのだろうか。何よりもその綺麗な羽色に驚いた。イソヒヨドリと比べ、かなり小さく羽模様が繊細で喉に縦の白斑がある。(2013年5月 舳倉島)
 シベリア南部からウスリー地方、中国北東部、朝鮮半島で繁殖し、冬季は中国南部、タイ、マレー半島に渡り越冬する。日本へは迷鳥として渡来し、北海道、秋田県、日本海側の島嶼(舳倉島)、三宅島等で記録がある。 全長18.5cm。イソヒヨドリより一回り体は小さい。雄の頭上から後頸、羽の一部がコバルトブルーで、眼先と下面、腰と尾の付け根は赤褐色である。眼の下から耳羽、背中、風切羽は褐色味を帯びた黒色である。雌は体の上面がオリーブ褐色で、下面は淡い褐色の地に黒褐色の鱗状の斑が連なっている。このため、一見するとトラツグミに似ている。
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by GannkoOyazi | 2018-11-17 08:11

思い出の記 (根室) 115 ウトウ

 落石港から初めてのクルージングに出航。普段は漁船として使われている船であり、ガイドも漁師の方だった。船上で手持ち撮影であり、ピンボケを量産するばかりのようだ。それでも、初体験の海鳥撮影クルーズは2時間半がアットいうまに楽しく過ぎ忘れられない思い出となった。(2013年6月 落石クルージングにて撮影)
 ウトウとは、アイヌ語で「突起」の意味でくちばしの形が似ていることによる。夏羽では顔に2条の飾り羽があり、くちばしの基部に上に向いた突起がある。体長は38cmほどで、ハトよりも大きい。頭から胸、背にかけて灰黒色の羽毛に覆われるが、腹は白く、くちばしはやや大きく橙色である。夏羽では上のくちばしのつけ根に突起ができ、目とくちばしの後ろにも眉毛とのような白い飾り羽が現れて独特の風貌となるが、冬羽ではくちばしの突起と飾り羽がなくなる。

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by GannkoOyazi | 2018-11-14 08:12

思い出の記(根室) 114 ケイマフリ

『前方にケイマフリが見える』、とのガイドを務める漁師さんの声に急いでカメラを向ける。眼の周りが白く足が鮮やかな赤色で波間でも目立って見えた。漁師さんによれば、エトピリカよりも、世界的にはずっと稀少な海鳥で、日本だけでなく繁殖個体数が減少し絶滅が危惧されているとのことだ。(2013年6月 落石クルージングにて撮影)
 ケイマフリという名はアイヌ語のケマフレ「足が赤い」に由来し、英名の"Spectacled"は、「メガネをかけた」を、意味するとのこと。体長は40cmほどで、ハトより少し大きい。夏羽は全身が黒で、目のまわりから目尻にかけて白い。冬羽は目のまわりの白が小さくなってアイリングとなり、喉から腹にかけて白くなる。
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by GannkoOyazi | 2018-11-10 08:21

思い出の記(根室)113 エトピリカ

 エトピリカに会うことが出来た。今回の撮影行の最大の目当だった。船の甲板の冊にしがみついて、エトピリカの出現を今か今かと待った。船が繁殖地のユルリ島、モユルリ島に近づいた時に姿を現してくれた。そして、短い翼をはためかせ、助走をして、海面近くを直線的に飛んだ。これまで、エトピリカを図鑑で見るたびに憧れていたが、ついに生の姿を目にした。まるで愛玩用の作り物のような可愛いらしさであった。(2013年6月 落石クルージングにて撮影)
 エトピリカのエトは「くちばし」、ピリカは「美しい」、というアイヌ語による。エトピリカは、一年の大半を陸地のない外洋で過ごす海鳥である。4月から8月にかけての繁殖期のみ、天敵のいない断崖で営巣する。冬羽は顔が灰色で飾り羽がなく、くちばしの根もとも黒っぽい。夏羽では顔が白くなり、目の後ろに黄色の飾り羽が垂れ下がる。くちばしの根もとが黄褐色の独特の風貌となる。頭部が鮮やかに彩られる様から「花魁鳥」という別名もある。
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by GannkoOyazi | 2018-11-07 08:10

思い出の記(乗鞍岳) 112 イワツバメ 

 雪渓が溶け、土が現れはじめたきわにイワツバメが飛んで来ては、巣材にするのか泥や枯れた草をつまんで運んで行く。しきりに飛んでくるが一瞬の間で、なかなかシャッターを合わすことが出来ない。また、逆光で雪面の反射で苦労しただけでどうにも写真にならなかった。悔しい思いが忘れられない。(2011年8月 記)
 全長13cm。体形は細い。尾羽の切りこみが浅い。上面は光沢のある黒褐色、下面が汚白色の羽毛で覆われる。腰が白い羽毛で覆われる。平地から山地にかけて生息する。食性は動物食で、昆虫を食べる。群れで飛行しながら口を大きく開けて獲物を捕食する。繁殖形態は卵生。海岸や山地の岩場に泥と枯れ草を使って上部に穴の空いた球状の巣を作り、日本では4-8月に1回に3-4個の卵を産む。岩場に営巣することが和名の由来。集団で営巣する。
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by GannkoOyazi | 2018-11-03 08:22