2018年 09月 01日 ( 1 )

思い出の記 96 レンカク

 レンカクを初めて目にしたのは<2006年のことだった。霞ヶ浦、西の州の干拓地に出現したと聞き、まだ抜けていないことを祈りながら、暗い常磐道を急いだ。当時は、極めて珍しく10例ほどと言われた。2016年には伊佐沼で長く逗留した。
 日本では迷鳥として本州や四国、九州、南西諸島で数回観察されただけだったが、その後記録が増え南西諸島ではほぼ毎年記録されている。夏から秋にかけての記録が多いが、越冬例もある。全長55cm。夏羽では尾が長くなる。夏羽は頭、のど、翼が白、首の後ろが黄色、からだの羽毛は黒褐色になる。冬羽では尾が短くなり、目を貫いて胸まで走る黒い線ができる。からだの背中側の黒褐色もうすくなる。
 後肢の指と爪が非常に長い。湖や池沼等に生息する。長い指と爪によりかんじきのように圧力を分散させ、池の上に浮いたスイレンやヒシの葉の上を歩くことができる。水上に水草等を束ねた浮き巣を作る。繁殖期は5月から9月。繁殖形態は卵生で1回に3-4個の卵を産む。
 繁殖は一妻多夫で、卵とヒナの世話はオスが行う。生息場所は氾濫の危険があるため、タマシギと同じような繁殖形態を発達させたとみられる。ヒナは孵化するとすぐに歩くことができ、さらに泳ぐことや水にもぐることもできる 。レンカクはオスが子育てをするためにオスはメスにとって希少資源である。メスはオスの巣へ侵入し、抵抗するオスの子たちを殺す。オスはその後、メスとつがい、新たな子を育てる。(性的対立)
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2006年 霞ヶ浦
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by GannkoOyazi | 2018-09-01 08:06 | Comments(0)