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 ピラカワ

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 どうやら困った時のカワちゃん頼みのパターンが定着した感になってしまった。
 ハスの花とカワセミの撮りあわせがハスカワと称されて讃えられることにならって、ピラカンサスの実のなる木に留まるカワセミをピラカワと誰からともなく言いだされ、この池畔が人気を博している。
 たしかに、今はピラカンサスの実はまだ青いが、これが真っ赤に色づいたとき、カワちゃんのオレンジの腹や、背のブルーの輝きとの対照は、見ものである。
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 ピラカンサスの名は、ギリシャ語のPyro(炎)とAcantha(棘)を語源としていて、炎の棘の意味を持っている。その名のとおり、遠目にも枝に鋭い棘が出ているのが見え良く飛んできて棘を避
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けて留まれるものと感心する。その枝にようやくカワちゃんが納まってくれた。この池畔では、親子を含め縄張り争い中とのことで、池の真ん中の島にあるピラカンサスの木に位置を占める、ボスがまだ決まっていないそうだ。池には小魚がたくさん泳いでいて、カワセミの絶好の猟場であることだろう。池向かいの疎林では、オナガがギャアギャアと鳴きながら飛び交っていた。
 オナガは、関東ではどこにもいて余り見向きもされないが、西日本ではほとんど見ることがなく、希少な野鳥であると聞いたことがある。ちょうど、ミヤマホオジロと逆パターンか。また、オナガはカラスの仲間であるが、良く見るとスマートでなかなかきれいな鳥であり、関西の人たちが羨望するのも分かるような気がする。
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by GannkoOyazi | 2006-09-10 18:59 | カワセミ
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