水場に憩う野鳥たち  富士山奥庭

 富士山5合目近くにある奥庭を再び訪ねる。8時半頃に到着したときは、天候を気遣ってか、カメラマンが一人いただけだった。曇った空から薄日が射すほどで雨の心配は全くなく、同行のKさんと共に喜び勇んでカメラを据える。始めのうちは鳥の出も悪かったが、ヒガラが姿を見せたのを機会に、次々と奥庭でなじみの鳥達が水浴びに現れた。富士山麓は全体が溶岩に覆われているため雨が降っても地表に水が溜まらないことから、鳥たちにとって、この山荘の小さな池も貴重な水場となっているのだろう。
 日本で最も小さく、もっとも軽い(6g)と言われるキクイタダキは、オリーブいろの小さい体をせわしく動かしながら水浴びをして行った。メボソムシクイ(2段目の写真)と3段目のカヤクグリはサービス良く水浴シーンを見せてくれた。ウソのオスが待ちきれずに混浴となった。こんなに美人のウソのメス(4段目左)を始めて見た。そして、いつものあの鳴き声をあげることもなく突然、ホシガラスが現れた。 

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# by GannkoOyazi | 2006-07-02 17:06 | ウソ | Comments(0)

 アマサギ 6/24撮影



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                                                  シロハラクイナの追っかけに、なんとなく嫌気がさし畦道の草花を撮っているときに、田んぼの中へ優雅に舞い降りたアマサギを見つけ何かホットするものを感じカメラを向けた。
  話が逆だが、このアマサギから亜麻色とはこんな色であることを恥ずかしながら知った。冬場は、他のサギと同様に全身ほぼ白一色であるが、繁殖期である夏羽は、頭部から首にかけて橙黄色に変わる特徴があり、この色が亜麻色に例えられアマサギと呼ばれる。
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 アマサギは、繁殖期以外はほとんど鳴くことがないが、繁殖地では、濁っているが割合に柔らかな声で鳴くとのことで、その鳴き声は「オレ、オレ」。と云うのは冗談。本当は「グワ、グワ」だそうである。



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# by GannkoOyazi | 2006-06-28 21:24 | アマサギ | Comments(0)

 シロハラクイナと田んぼの花

  梅雨時の田んぼは、すくすくと伸びる稲のまっすぐな緑が美しく清清しい。このところ、ご無沙汰しているが、棚田を巡って全国を歩き廻ったことが、思い起こされ感慨に包まれる。鳥撮りも、この時期には、そろそろ田んぼから離れるころであるが今年はなんと大きなサプライが秋が瀬とつながる大久保の田んぼにプレゼントされた。
 シロハラクイナである。山渓の名鑑「日本の野鳥」には、「日本では主に沖縄地方の水田、川などの湿地に好んで棲息する。ほぼ留鳥であるが、近年少しずつ棲息地を北へ広げつつある。本州、九州地方では迷行例のほか、繁殖記録も数例ある。」とある。

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 そのシロハラクイナが、10日ほど前から大久保の田んぼに入っているとの話を聞き、ようやく昨日なって出かけることが出来た。
 顔から腹部にかけて白く、下尾筒が茶色との図鑑のとおりであり、クイナにしては、スマートな感じがする。
 田んぼにいるときは、姿が隠れて見ることが出来ないが、30分おきぐらいに、2羽が交互に畦をこえて田を渡る姿が見られた。つがいらしい、とのことで繁殖すると良いのだが。余り、騒ぎ立てずにそっと見守りたいものだ。                 キジが騒ぎ をよそに 轍の跡を歩いてたり、野の花が田んぼのまわりを飾っていた。懐かしさにかられて、鳥撮りから離れてその花たちを愛でるることにした。

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# by GannkoOyazi | 2006-06-25 17:00 | シロハラクイナ | Comments(0)

 ウソ 富士山奥庭 6/10撮影

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 色といい形といい、上品な京菓子のような趣があると、紹介しているのを読んだことがあるが、たしかに特徴的な色彩で見間違うことがない。名前も覚えやすくてバーダーにとって、まことに有難い 存在だ。オスは、顔から喉にかけて赤く、鮮やかなマフラーを巻いているように見える。
 ウソの名は漢字で鷽と書き嘘ではないがフイーフイーと口笛のような声で鳴くことから、口笛を「うそぶえ」という言い方があって、そこから名が着いたとされている。
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 ウソは、夫婦仲が極めて好く、卵を抱いているメスに、ときどきオスが食べ物を運んできて口移しにあたえたり、ヒナに食べ物を運んでくるときは2羽が同時であることが多くいつもつがいで採食をともにしているらしい。 それを裏付けるように奥庭の水場でもいつも、つがいで現れて楽しませてくれた。
 木彫りのウソを取り替えることで厄払いする「鷽替え」の神事が各地の神社で行われているが、山で見るこの鳥はもっと愛らしく素敵である。人間の嘘をこの鳥に肩代わりさせるのは気の毒な気がする。

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# by GannkoOyazi | 2006-06-16 22:54 | ウソ | Comments(0)

 ホシガラス・富士山奥庭



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 カラスの中にもこんなシャレ者がいることに感心する。褐色の全身に星をちりばめたような小さな斑点があり、尾筒の先端が白で縁取られている。               
 標高2000mぐらいの尾根の針葉樹林を住処としているので簡単には、見られないが一度見たら忘れられない鳥だ。カラスにしては、どこか愛嬌があって、妙に再会したくなる。そんな、誘惑に駆られて富士山五合目の奥庭を訪れ、去年の夏以来の再会を果たした。去年は真夏のカンカン照りの中を五合目一帯を登ったり下ったりして探し回って、ようやくの思いで出会ったのであったが、人の少ないこの時期は奥庭の水場に姿を見せるのでただ待つだけで容易に撮ることができた。
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  細く鋭いくちばしで松かさから種を取り出して食べ、またその種を、のど袋に入れて運びコケの間などに貯食する習性がある。これらを冬の間、雪の中から掘り出して食べるほか、雛に与える餌として利用するが一方では、種の分散に役立っている一面もあるそうだ。
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# by GannkoOyazi | 2006-06-11 23:18 | ホシガラス | Comments(0)

 葦の穂とヒバリ



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   車で通りかかった、休耕田でヒバリが葦の穂に留まっているのを偶然に見つけた。いまさら、ヒバリもないけれど春先からヒバリの囀りを良く耳にしてきたが写真にしたことがなかったので撮った。
 葦の穂は、枯れていても強さを保っているようだ。風に吹かれてブランコのように揺れ動きファインダーからはみ出しては戻ることの繰り返しでシャッターのタイミングにずいぶん手こずった。
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 自分の勉強のためのブログなので鳥名の由来をなるべく、調べるようにしている。由来の多くは鳴き方や色合いにより付けられているような気がする。 このヒバリはどちらも該当しないので興味があった。
 ヒバリは、晴れた日に空をさえずりながら飛ぶことから「日晴」と呼ばれたのが由来だそうである。
 さえずりながらの飛翔を「揚げ雲雀」と昔の人は称していたとのことであり、今ならば「美空ひばり」かな?。
 冗談は、抜きにしてオオルリ、コルリやルリビタキのように野鳥には瑠璃色をあらわす名が多いが、不思議なことに瑠璃色の花が多数ある野草にはルリがつくものをあまり聞かないが、ルリソウを休耕田の裏山に見つけた。左の花は、畠の際の溝に咲いていたが、名前の知らない花で、野草ではなく野菜のような感じがするが、何方か教えて欲しい。



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# by GannkoOyazi | 2006-06-04 01:50 | ヒバリ | Comments(0)

 ミソサザイ(5月21日撮影)

 先週の日曜日に、ミソサザイ狙いで、日帰りで遠征したのであるが日の射さない沢筋は暗く、ロウシャッターで撮った写真はブレブレでブログにすることを、ためらっていたのであるが、今日は雨に見舞われ鳥撮りができなかったので、毎週更新を誓ったところでもあり掲載することとした。

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 沢に入って直ぐにミソサザイが現れたが、逆行のうえ近すぎてピントもぎりぎりのようであるが動くことが出来ないのでそのままシャッターを押した。
 その後は、暗い水際で動き回る姿は何度か見られたが良いスポットには出てくれず、思うように撮ることが出来なかった。
 ミソサザイの名の由来であるが、ミソは、その色合いからかと思っていたが、そうではなく水の流れを指す「溝」からであり、サザイは、小さいことの形容詞の古語「ささ」 から転化したものだそうである。小さなことを、些細なことと云うのもここから出たのであろうか。
 たしかに、ミソサザイは全長10cm、体重9グラムとのことであり、一円玉10個分より軽いが、その体で、良く通る声で盛んにさえずるエネルギーには、感心する。

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 陽の射し込まないこの沢は、まだ早春の趣で、シロバナエンレイソウが大きな葉をひろげ、キクザキイチリンソウが林床に咲いているのが見られたのが、慰めだった。

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# by GannkoOyazi | 2006-05-27 18:13 | ミソサザイ | Comments(0)

 カッコウ



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    昨夜来の雨があがった秋が瀬では、先週のツツドリに変わってカッコウが高らかな声を響かせ夏の到来の近いことを告げていた。
 この、ツツドリやカッコウ、ホトトギスは、なかなか見た目で判別がつきにくいのであるが、それぞれ独特の鳴き声であり、さえずれば直ちに分かるので有難い。中でもカッコウは英語でもCockooであり、誰もが馴染み深く、また夏の高原を思い起こさせてくれる声だ。
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 見分け方としては、ツツドリは下面の横縞が太くて粗く目は褐色でカッコウの黄色い目と異なっている。ホトトギスは小さく、横縞が太くて少ない。
 カッコウが鳴き始めると、秋が瀬の森は深い緑に包まれ、冬鳥から夏鳥へと楽しませてくれた探鳥も終わりに近づくこととなる。それだけに、サンコウチョウをどうしても、この森で見ておきたかったのであるが今日も、早朝にはメスがいたとのことであるが果たせなかった。
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真っ白な複散形花序(花火のような花の形 )が・・・。
    オオハナウド
 





   


# by GannkoOyazi | 2006-05-20 19:23 | カッコウ | Comments(0)

 シジュウカラ

 金曜(12日)に待望のサンコウチョウが入ったと聞き、雨の中を土曜日の半日と今日も朝からほぼ一日中、秋が瀬子供の森に入りきりで粘ったが、サンコウチョウは全く姿を見せず徒労に終わった。キビタキやツツドリは鳴き声を良く聞かせてくれたが、高い梢のうえに僅かに姿が見られたものの、緑葉に邪魔され写真にはならなかった。二日の間、一度もシャッターを切らずに終わるのも無念なので、目の前の枝に現れるシジュウカラを撮った。

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 留鳥であるシジュウカラは、いつでもどこでも見ることが出来、森の中ではスズメよりも多いのではないかと思われるほどであり、カメラを向ける気にもならなかったが良く見れば、背中のオリーブ色と青みを帯びた灰色の羽とが微妙な組み合わせになっていて、派手さはないものの美しく、胸の黒いネクタイ模様もシャレている。 シジュウカラのピーツ、ピーツ、ピーツとさえずる声が、いやでも耳に入るが、地鳴き は、シッツ、ジュク、ジュクであり、ここからその名のシジュウ(四十)となったものであり、カラ(雀)は、小鳥の総称を意味するものである。このことからも、昔から人の身近に多くいた小鳥である気がする。

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# by GannkoOyazi | 2006-05-15 00:10 | ヒバリ | Comments(0)

 秋が瀬・サンショウクイ

 この連休中、はじめて秋が瀬に6時から3時間程ではあるが入った。昨日はオオルリやキビタキをはじめとして、人も鳥も沢山出てにぎやかだったとか。ことに、コムクドリが30ほどとか、レンジャクも4、5羽が飛びコルリの声もしたと聞いて勇んで出かけてみた。しかし、いつものように昨日は良かったが・・・というパターン。トホホ。

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 それでも、出会った人からサンショウクイの鳴き声を聞いたという方角を教わり、首が痛くなるほど、新緑の梢を見上げながら捜しまわって、ようやく証拠写真程度であるが撮ることが出来た。子供の森中央の原のっぱの大きな木の上を、白っぽい体を見せながら飛び回っていた。

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                                     サンショウクイは、白い額に黒い過眼線が頭部につながり、細身の体に長い尾羽があり、スマートな感じがする。



 この鳥の名前は、鳴き声が「ピリリ」と聞こえるので「山椒は小粒でも、ぴりりと辛い」という諺から、山椒喰とつけられたという。ずいぶん、昔の人はシャレたユーモアに富んでいたもんだ。

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 その森の下草の中でチョウジソウが青紫色の花を咲かせ始めていた。この花は、秋が瀬ではあちこちに見かけるが、絶滅が心配されている野草の一つなのである。上空の鳥ばかりに気を取られ踏みつけないようにしたいものだ。

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# by GannkoOyazi | 2006-05-05 14:32 | サンショウクイ | Comments(0)

 伊香保・戸隠・妙高 2 クロツグミ

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 伊香保から山越えし、菅平を抜け戸隠に入った。戸隠高原は、まだ1mを越す雪に覆われていた。木々も芽吹き前の状態であり、夏鳥が姿を見せるような状況ではなかった。早々に退散し宿泊地の妙高に向かい、5時頃についたが空は曇りはじめていた。イヤな予感がしたのであるが翌日は一日中とうとう雨に降り込められてしまった。

 今回は、ペンションスノーグースからのニュースにクロツグミやサンショウクイがあったことに誘われて来たものである。いも り池 に近いこのペンションの周囲は隠れた探鳥地でありクロツグミが直ぐそばの森に現れるとのことである。 3日は、絶好の好天に恵まれた。クロツグミは、雪の積もる森の裾原に2度ほど現れたが、動きが早く撮ることが出来ず、少しペンションから離れた、水芭蕉がひっそりと咲く森下の雪のない所で、ようやく撮ることが出来たがブレブレ。

 雪の上を跳ね歩くクロツグミを撮れなかったことが残念でならない。腕の悪さを棚に 上げて、警戒心の強いクロツ グミが恨めしかった。今も、クロツグミの「キョキョキョ」とか「キョンキョンキョコキョコ」のような鳴き声が耳に残っている。
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 撮り損ねて、ガックリしているときにキビタキがとつじょ目の前の低い枝に飛んできて慰めてくれた。

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 戸隠高原の残雪の多さは、これまでに例がないことだそうである。昨年同じときに行ったが、雪は日陰に残る程度で夏鳥や留鳥の鳴き声で溢れていた。自然の多様さに妙に感心して帰路に着いた。

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                                       ペンションスノーグース近くの森



# by GannkoOyazi | 2006-05-04 14:47 | クロツグミ | Comments(0)

 伊香保・戸隠・妙高 1  コマドリ



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  伊香保の誰がつけたかコマドリ劇場へ。5月1日、2日の2泊の予定で、戸隠高原と妙高へ出かけたのであるが、藤岡JCの直前で急にコマドリに会いたくなって、そのまま関越道を直進してしまった。6時前に現地に到着したが、駐車スペースはすでに塞がっていた。連休の合間とはいえ平日なのにコマちゃん人気に驚かされる。もちろん、中央の撮影スペースは、とうにカメラの砲列がひかれていて、入る余地がなく脇のほうから撮らせて貰った。戸隠高原に直行するつもりだったので、ずいぶん早く到着した気でいたが甘かった。また、9時ごろには引き上げるつもりが、10時まで粘って3度ほどコマちゃんと出会った。
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 コマちゃんは、周囲の木々や藪の中であの美声を、張り上げて聞かせてくれるがなかなか、カメラの前には出てくれない。出ても、今日はご機嫌が悪いようで、あっと言う間に飛び去ってしまう。
  コマドリは森中に響きわたるような朗らかなヒンカラララララの鳴き声を馬のいななきに聞きなし 駒鳥と命名され、3鳴鳥の一つにあげられている。確かに鳴き声も素晴らしいが、その姿や色合いにも魅かれる。橙色の頭部と胸、橙茶の背中、薄い灰青色の腹というように大胆な色彩の配色は見事と言うほかない。また、足がなんとも長く、尾もぴんと立ち、いかにもスマートないでたちである。

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# by GannkoOyazi | 2006-05-03 23:48 | コマドリ | Comments(0)

 モズ

 秋が瀬の桜草公園は、桜草祭りで大賑わいであったようであるが、バーダーにとってはどうやら受難の日のようである。大変な人出と車に恐れをなしてか子供の森も、ピクニックの森にも、ほとんど鳥は、姿を見せなかった。3週続けて見ることが出来たオオルリも、とうとう現れなかった。土日だけのバードウォチャーの立場を、つい嘆いてしまうが、まだアカハラやアオジがいるのを見つけた人や、早朝にはキビタキの声もしたと言うから、祭りのせいにする訳には、出来ないようだ。鳥の気配が薄くなったこの時期こそ、鳥見の巧拙が問われるのだろう。

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 今日、ポイントを唯一探り当てることが出来たモズと遊んでもらった。そのお礼に子育て中の営巣には近づかないようにした。



  モズは、森のギャングと言われたりするが、橙褐色の頭頂と黒い過眼線や鋭いくちばしは、小型ではあるが猛禽としての風格が感じられ、好きな鳥の一つである。黒地に白斑模様の羽(初列風切基部)と長い尾羽もスマートであり、小刻みに震わせ、地上の獲物を狙う姿は精悍で、美しい。

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 モズでよく知られる変わった習性に、ほかの鳥の鳴き真似をする「ひろい込み」というのがあるが、ウグイス、ホオジロ、コジュケイをはじめ20数種類を優に越す観察例があるそうだ。ときには、「ワン」「ニャオン」や「オギャー」といったレパートリーもあるとのことであり、一度聞いてみたいものである。この「ひろい込み」は春先に恋人を呼ぶ時期と

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秋口に縄張りを張る時期だけである。モズを漢字で「百舌」と著すのはもちろんこのためである。 鳴き真似をするのは、ほかの鳥をおびき寄せるため、ほかの鳥を縄張りから閉め出すため、鳴き声のレパートリーが多いほど同種個体の侵入を受けにくいから、メスはレパートリーの多いオスに惹かれやすいから・・・などいろいろな説がある。
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# by GannkoOyazi | 2006-04-22 23:33 | モズ | Comments(0)

 オオルリ2と秋が瀬の花たち





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   オオルリは、今日は森の中で梢から梢へと、自在に飛び交っていた。そのため重いカメラを担いでオオルリを追って上を見上げながら森の中を動き回されるはめとなった。これは、たまたま森の中の桜に止まったものを撮ったが、新緑に包まれた梢は見つけるのに骨を折らされた。 途中で、大勢のカメラマンと右往左往するのが、面倒になって止めてしまった。気がつけば足元に、野草や木々ががひっそりと花を咲かていた。 



(今日の秋が瀬で咲いていた花たち。*上から  クサイチゴ  アケビ  グ  ミ  シモクレン  ホトケノザ   ムラサキサギゴケ   ケマンソウ  ヒメオドリコソウ   カキドウシ  ノウルシ  )

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# by GannkoOyazi | 2006-04-15 23:00 | オオルリ | Comments(0)

 オオルリのお花見

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 秋が瀬に夏鳥のオオルリが早くも姿を見せた。オオルリは主に東アジアの温帯で繁殖し、日本でも夏鳥として渡来し丘陵や山地で繁殖するそうであるから、その渡りの途中であるようだ。それにしてもずいぶん早いお目見えのような気がする。秋が瀬での初見は例年いつ頃なのか知らないのだが、桜の花と一緒に見られるとは、思いもか けなかった。きっと、このオオルリも、お花見がしたかったのだろう。
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  桜の並木をゆうゆうと行きつ戻りつして、目の覚めるようなルリ色の青い背中や、真っ白な腹の美しさを桜と競うかのように見せてくれた。
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こんなに、サービス精神にあふれる若者であったが鳴き声だけはとうとう聞かせてくれなかった。オオルリは、ウグイス、コマドリと共に日本の3鳴鳥とされる。どうか、しばらくのあいだ秋が瀬に滞在して、自慢のノドでお嫁さんを呼んでみてくれないだろうか。
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# by GannkoOyazi | 2006-04-09 21:27 | オオルリ | Comments(0)

 ハチジョウツグミ

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   今日は、午前中は車が使えなかったり天気予報では雨や雷も一部ではあるとのことであり、おまけにここにきて花粉症が現れたりで、家にこもっていようと思ったが、秋が瀬にハチジョウツグミが7年ぶりに入っているとの聞き捨てならぬ情報を得て2時過ぎに急遽、家を飛び出す。といっても車で15分程の距離でありフィルドの近さが有難い。  ピクニックの森を入った直ぐの池畔あたりと見当をつけて直行した。思ったとおり、ハチジョウツグミ狙いの4、5人のバーダーが三脚を立てていた。朝、枝に留まったが写真にならなかったとのこと。あきらめムードだったが、その中に加えさせていただくこととした。一時間ほど待ったとき、対岸の岸辺の草地に出てきた。紛れもなく、ハチジョウツグミが西日を受けながら枯葉の下の、虫やミミズを漁っていた。 頭は灰褐色で眉毛が白い。羽は黒褐色で胸にツグミと異なり黒班がなく赤褐色の斑点がある。亜種ツグミとの中間体もいるようであるが、これは正にハチジョウツグミであり、きれいな姿の個体だ。 (ミミズ?を採餌)
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# by GannkoOyazi | 2006-04-08 22:51 | ハチジョウツグミ | Comments(0)

 アカゲラ(3・21撮影)



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   今日は、都合が出来てバーダーを休んだ。そこで先日の八ヶ岳山麓の、アカゲラをブログすることとする。 実は、このとき妙な感情がおき、今も整理がつかないでいる。それは、清里から小淵沢まで野鳥を探して走り回って、白銀の八ヶ岳や南アルプスの雄大な光景を目の当たりにしているうちに、小さな鳥を撮る意欲が醒めていくのを感じたのだ。山や、風景写真の魅力がよみがえって来たのだ。そんなこともあって、往きと帰りの諏訪と山中湖のヒレンジャクをブログにしたが、八ヶ岳山麓での写真はブログに載せる気がしなかっのだ。
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 アカゲラは、黒い背中に逆ハの字形の模様と、尾筒部の赤さが婚姻色で鮮やかだった。木の幹に縦にとまり、くちばしで幹を叩いて中にいる昆虫やその幼虫を食べるため、幹の周りを忙しなく動き回っていていた。 雌は、頭部の赤色がないので見分けが出来る。

















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# by GannkoOyazi | 2006-04-02 16:14 | アカゲラ | Comments(0)

 緋寒桜とヒヨドリのイナバウワー       

 桜の季節は、鳥ヤにとっても別れの時である。 桜の咲くこの時期になると、街のフィルドからは、しだいに冬鳥が姿を消し、淋しくなってくる。冬の渡り鳥達は、山に戻ったり遠い北国に帰って行くのである。 まもなく残っている留鳥と夏鳥を待つこととなるので、急かされるような思いで、今日もデジスコを担いでフィルドへ向かう。

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 お花見気分も味わいたくて、吉見の八丁湖へ。満開の桜が湖岸をかざっていた。ただ、多数のお花見の人はいたがバーダーは、いなかった。そのはずで、山を登ったり下ったりを繰り返してみたが殆ど野鳥の姿を目にすることが出来なかった。



 先に咲いて、ソメイヨシノと入れ替わるはずの、緋寒桜であるが、この緋寒桜は日陰のためか、花を付けていた。その花に誘われるように、ヒヨドリが飛んできて蜜を吸い始めた。いつもなら、どこにもいるヒヨドリを撮ることはないのだが、ほかに相手をしてくれる鳥がいないのでカメラを向けていた。そんな、こちらの思惑をよそにヒヨドリは懸命に花蜜を貪っていた。 その姿態は、いつもの荒々しさはなく、驚くほど柔軟で優美だった。あの、荒川 静香さんも顔負けするような、反身のイナバウワーを披露してくれた。 ときには、背中を反らせるだけでなく真っ逆さまになって見せてくれた。良くこれで下に落ちないものだと感心するポーズだ。

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                                   ところで、イナバウワーは、一方のヒザは曲げ、もう一方の足は後ろに引いて伸ばした姿勢で、両足のつま先を外側に大きく開いて横に滑る技だそうであり、荒川静香さんのはこの通常のイナバウワーに加えて上体を 後ろに反らせる「レイバック・イナバウワー」と呼ばれるものだそうである。氷上で、そんな演技を行うのであるから、ヒヨドリを荒川選手に見立てては申し訳ないが木上のヒヨドリの姿態も魅力的だった。
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# by GannkoOyazi | 2006-04-01 21:01 | ヒヨドリ | Comments(0)

 ヒレンジャク 3 秋が瀬

  このブログを公開して(1月21日スタート)2ヶ月余りが経ち、この間のアクセス数は、1200件に達している。ブログとして多いのか少ないのか分からないが全く想定外のことで恐ろしい様な数字です。そのつど新しい記録を期待されて、のぞかれる方には申し訳ありませんが、いつも不運続きだったマイ・フィルドの秋が瀬で今日ようやく10羽程の群れを見ることが出来たので、3回続けてのヒレンジャクです。

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 秋が瀬から2週間離れている間に、桜がほころび始め、モクレンが林のところどころで、白いランプのような花を咲かせ、すっかり春の装いに変わっていた。変わらないのは、レンジャクフアンのバーダーだ。 今日も多くのカメラの砲列が、ヤドリギの丘に向けられていた。 朝のうちは、2羽が枝影から出たり隠れたりして気をもませたが、昼近くになって10羽程の群れが来て、一気に活気づいた。ヤドリギの実を食べては、地表の水場に降りたって、喜ばせてくれた。
 

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ヤドリギの実は甘く、野鳥の絶好の餌になり、種子が排泄されるが、このとき種子は粘性を帯びていて、鳥の肛門から簡単に落ちないため、鳥がお尻から糸を引きずりながら飛び、枝や幹に付着する。付着した枝や幹を宿主としてそこで発芽し寄生するのであるがレンジャクがまさに、その働きをしていた。 地面に落ちず
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に無事宿主に付着した種子は、宿主の幹や枝に楔型の根を食い込ませて樹木から水や養分を横取りする。宿主となる木は、したがってケヤキやブナやミズナラなどの落葉高木である。ヤドリギが悪者のようであるが、ヤドリギは常緑樹でありヤドリギ自身も光合成を行っており「半寄生植物」なのである。また、落葉樹の葉が落ちている秋から春までの間だけの居候だし、なによりも鳥達に果実を提供している功績もある。
 フランスの地方では、クリスマス前からヤドリギを玄関などに吊るし新年にその下でキスをすると幸せになるとされ、その風習が今も残っているそうである。
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# by GannkoOyazi | 2006-03-25 20:52 | ヒレンジャク | Comments(0)