ピラカワ 2

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 台風一過で青空が帰ってきたが、強風が残っていて、マイフイルドの秋が瀬は鳥の姿を見つけることができなかった。鳥撮りにとって少々の雨よりも風が一番の強敵である。鳥たちは風を避けて木陰や草の中に身を隠してしまうからである。
 そこで、青い実の ピラカンサスに留まるカワセミをピラカワとしてアップしてからちょうど一ヶ月が過ぎ、あの実が赤くなった頃と思い、ダメモトのつもりで再び調整池を訪ねた。実が赤くなるころには大勢のカメラマンで大変だよ、と聞いていたが現地には、強風が吹いているためか以外にも一人いただけだった。
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  6時半頃に池に着いたとき、その人から池の反対側のふちの木にカワセミが来ていることを教わり、慌ててカメラをセットした。半逆光であるが木道の直ぐ傍の下枝であった。5・6枚シャッターを切ったとき、飛び立たれたが、飛んだ先が、ピラカンサスの枝であった。なんと、まったく待ち時間なしで、ピラカワを撮ることができた。
 半日待っても、一度もシャッターを押せないことも多いのだから、こんな日がたまにはあっても良いだろう。

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# by GannkoOyazi | 2006-10-08 16:15 | カワセミ | Comments(0)

 カワラヒワ(10/1撮影)

 週末バーダーにとって金曜日の晩は、前の週に見た鳥やウイクデーに現れた鳥が残っていてくれることを期待しながら行く先を定めたり天候を心配したりで、落ち着いていられない。明日から3連休である。

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 季節の変わり目のこの時期は、一週間で森や野原の様子が、がらっと変わってしまう。まして、小鳥たちの状況に変化がないことを期待することは無理なことなのだろう。土曜日(30日)には、ノビタキが飛び交っていたのに、もう日曜日には見ることができなかった。そのかわりに、カワラヒワの大群が、田んぼと土手を占領していた。 あまりの多さと動きの早さに惑わされ、気に入った写真が撮れなかったので、次の休みに撮り直してからと考えたが、天候もそして鳥もどうなるか分からないので、アップすることとした。
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   秋が瀬・子供の森裏の田んぼと土手を数十羽単位の群れが3組ぐらいで、わっと降りてきたり、飛び立ったりしていた。思うような所に留まるのをまっていたり、ピントを合わせているうちに、その中の一羽が動くと一斉に飛んでしまい、ピンボケ写真を量産する結果に終わってしまった。
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# by GannkoOyazi | 2006-10-06 20:07 | カワセミ | Comments(0)

 ノビタキ

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 秋が瀬・子供の森の裏の田んぼの土手斜面一帯にセイタカアワダチソウが黄色い花穂を立て、ノビタキの格好の棲息地となっている。森の方が不調だったので早々にこちらに足を運んだ。
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 この時期のノビタキは、冬羽に変わっていて黒い頭のオスは見られずメスとほとんど変わらない羽色になっている。これは、繁殖期(5~7月)後に換羽があったためで、冬の間に褐色の部分がすりきれると、繁殖期の黒い頭に変化する。ノビタキといえば黒い頭じゃないと、という気がしないでもないが、秋の季節を知らせる姿でもあり、カメラを向けた。
 アワダチソウやススキの高いところに留まって、辺りをうかがいながら空中や地表の虫を巧みに飛びついては捕らえる。
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 アキノノゲシが土手にしがみつくように一杯の花を咲かせていた                   .                                                     


# by GannkoOyazi | 2006-09-30 17:34 | ノビタキ | Comments(0)

 ヤマガラとエゴの木の実



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 秋が瀬子供の森に6時過ぎに入り2時間ほど歩きまわったが、何故か鳥の気配が感じられなかった。そこで先週の教訓もあったが、明日行くつもりにしていたエゴの実がなる公園に車を急がせた。
 ヤマガラが、つぎつぎに飛んできてはエゴの実を啄ばんでは山の方へ運んでいた。もう上の方の実は取りつくされていて、今は残された下半分の実がヤマガラの食材に供されていた。

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              ヤマガラはカラ類のなかで唯一、カラフルで愛嬌者である。
 むしった実をそのまま咥えて持ち去ったり、その場で木の実を両足で押さえてクチバシで果肉を割って器用に実を摘み出す芸当を見せるものや、すぐそばの枯れ枝に隠すものなどそれぞれ個性があって楽しませてくれた。
 エゴの木は、白いつりがね型の花が垂れ下がって咲き、一度見たら忘れられない。実にはエゴサポニンが含まれ、えぐいこと
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から、その名があるがエゴサポニンは泡が出ることから石鹸の代用にされたこともあるそうだ。また、その木は堅いことから玩具や杖の材料とされる。
 私の育った東京・中野に江古田の地名があるが、この地名はエゴの林があったことに由来している。
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白花の彼岸花をこの森のなかに見つけた。
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# by GannkoOyazi | 2006-09-23 23:59 | ヤマガラ | Comments(0)

 エゾビタキとコサメビタキ

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 昨日に続き、秋が瀬・子供の森を歩きまわった。葉の茂る この時期の小鳥探しは難しく根気と経験が必要とされるが、どちらも自分には不足していることを感じるとともに反省させられた。
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                                                              きょう撮ることができたエゾビタキとコサメビタキは、なんとも地味で目立たないが、良く見ると渋い色合いが好ましく、これにサメビタキを加えて、地味なヒタキ科の御三家といったところか。それにしても同じヒタキ科のオオルリやキビタキのカラフルさに比べると、あまりにも質素で目立たないが、それも一つの生き抜く方法なのだろう。また、ルリビタキやジョウビタキは、ヒタキと付くがヒタキ科ではなく、ツグミ科に属している。
 エゾビタキは、春と秋に日本を通過する旅鳥であるが、一般に秋の方が観察するチャンスが多いと言われる。白い下面にある縦の斑と翼の一部の羽縁にある白線でコサメやサメビタキと区別できる。
 ミズキの実を好んで食べると言われるとおり、子供の森の外縁のミズキの木に、コサメビタキやシジュウカラと一緒に群れていた。
 大きくてくりっとした目のコサメビタキは、エゾやサメビタキの中では、一番小さく、白っぽい。胸から脇に不明瞭な縦斑があるが目立たない。
 コサメビタキの目がひときわ大きく見える秘密のひとつは、目のふちの肉質のリングが黒いことである。このアイシャドーが、目をひとまわり大きく見せることに貢献している。
 木の梢にとまり、空中を飛ぶ虫をフライングキャッチで捕食する名手である。
 かっては、東京近郊の雑木林で普通に繁殖していたが、今では地方でも都市部から姿を消し、出会いにくくなった鳥のひとつである。
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# by GannkoOyazi | 2006-09-18 21:48 | エゾビタキ | Comments(0)

 彼岸花と再びオナガ

 連休初日は、近づく台風をよそに朝から良い天気に恵まれた。そのうえ、秋が瀬の昨日の情報で、サンコウチョウが4・5羽も入ったとか、ツツドリの赤がいたとか聞き、勇んでマイフイルドにむかった。イレコンデ出かけるときに限って失敗をするのであるが、今日もまた、その轍を踏んでしまった。たしかに、オオルリもキビタキもエゾビタキも目にはしたが梢に邪魔され撮ることができず、サンコウチョウもなかなか現れず、期待が大きかっただけに我慢しきれずに、他のフイルドに移動してしまった。移動した後に、サンコウチョウが低い枝に出たと聞かされる。フイルドをハシゴして、いい結果になったことは少なく、一箇所でじっくり構える事が、鉄則であることを思い知らされた日だった。
 そんなことで、先週見つけたポイントで、最後に オナガを撮って慰めにした。

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 オナガは、よく見かけるが、警戒心が強く、まともに撮ったことがなかった。カラスの仲間とはいえ、黒・灰・青の3色に尾の先が白でシックでスマートである。『四国では憧れの的である』と書かれているのを目にしたことがある。九州や四国には全く分布していない本州の北半分だけの鳥である。
 また、オナガはカッコウの仲間の托卵の対象にされたり、ヘルパーの習性が良く知られるところである。
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 20羽(10つがい)ほどのグループで一年中行動する、オナガが托卵されるのだから分からないものだ。最近では、托卵に気づき始めたオナガもいて、カッコウも托卵相手を変えているケースもあるそうだ。
 また、オナガの息子は、生まれた群れに残り、娘は出ていく。そして、つがい相手の見つからない息子は親の繁殖を手伝う。ヘルパーと呼ばれる習性もあって、興味深い。 だから、オナガはもっと鳥好きの仲間に大事に扱われても良いように思う。ただ、あのギャー、ギャーうるさい泣き声は、まった くいただけない。黙っていれば可愛いのに・・・の代表選手だ。                                                                                   
 森の中では、彼岸花が、秋の到来を告げていた。
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# by GannkoOyazi | 2006-09-16 23:54 | オナガ | Comments(0)

 ピラカワ

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 どうやら困った時のカワちゃん頼みのパターンが定着した感になってしまった。
 ハスの花とカワセミの撮りあわせがハスカワと称されて讃えられることにならって、ピラカンサスの実のなる木に留まるカワセミをピラカワと誰からともなく言いだされ、この池畔が人気を博している。
 たしかに、今はピラカンサスの実はまだ青いが、これが真っ赤に色づいたとき、カワちゃんのオレンジの腹や、背のブルーの輝きとの対照は、見ものである。
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 ピラカンサスの名は、ギリシャ語のPyro(炎)とAcantha(棘)を語源としていて、炎の棘の意味を持っている。その名のとおり、遠目にも枝に鋭い棘が出ているのが見え良く飛んできて棘を避
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けて留まれるものと感心する。その枝にようやくカワちゃんが納まってくれた。この池畔では、親子を含め縄張り争い中とのことで、池の真ん中の島にあるピラカンサスの木に位置を占める、ボスがまだ決まっていないそうだ。池には小魚がたくさん泳いでいて、カワセミの絶好の猟場であることだろう。池向かいの疎林では、オナガがギャアギャアと鳴きながら飛び交っていた。
 オナガは、関東ではどこにもいて余り見向きもされないが、西日本ではほとんど見ることがなく、希少な野鳥であると聞いたことがある。ちょうど、ミヤマホオジロと逆パターンか。また、オナガはカラスの仲間であるが、良く見るとスマートでなかなかきれいな鳥であり、関西の人たちが羨望するのも分かるような気がする。
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# by GannkoOyazi | 2006-09-10 18:59 | カワセミ | Comments(0)

 高原に秋をたずねて

 9月に入って最初の週末を迎え、過ぎ行く夏を惜しむとともに、高原に一足早く秋を感じに行ってきました。高原に秋を知らせるヤナギランとマツムシソウの花が咲き消えると、高原は一気に秋の装いに変わる。ノビタキを期待していたのですが撮ることができず、花だけになりましたが季節を感じていただければ幸いです。
 夏の間も拙作のブログをご高覧くださった皆様に心からお礼申し上げます。夏枯れで更新を怠りそうになりましたが、何とか続けられましたのは、多くの方のアクセスとコメントやメールをいただきましたお陰です。ほんとうに有難うございました。

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              オヤマリンドウが水の消えた湿原のあちこちで背伸びをするように花茎を掲げていた。その、秋の空と競うような清涼な青色が足を止めさせた。
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 マツムシソウ



 この草も、花の色や形の優しさは、高原の秋をあらわすのに、いかにもふさわしいような気がする。 この花から花名のマツムシを思い起こすのは難しいが、マツムシ

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は、スズムシの古名であることから鈴虫の鳴く頃に咲くからとする説もあるが、それでは秋の花は多く、この花を特定することにならず、もう少し理由は深いところにあるようだ。その由来は下の写真の中央の 花後の姿からである。六部(巡礼)の持つリンリンと音を鳴らす松虫鉦と呼ばれるものに形が似ているからとする説に軍配が挙げられる。
                           
 
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    シモツケソウとウメバチソウ 



 





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   ミヤマラッキョウとゴゼンタチバナ  





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 ヤナギランとススキ


# by GannkoOyazi | 2006-09-03 19:04 | 野草 | Comments(0)

 親離れしたシロハラクイナの子

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  シロハラクイナのヒナの成長の早いのには、驚くばかりである。シロハラクイナが特別なわけではないのかもしれないが、もうヒナは、親鳥と、さほど変わらぬ大きさに成長していた。そして、覆っていた黒い産毛が取れて、真っ白な顔や胸と腹が現れ、まさにシロハラクイナに変身を遂げていた。
 どうやら、前回見て(13日)アップした直後から変身を始めたようである。また親離れは、いろいろな方の観察ブログから推察すると完全に親鳥と別行動をとるようになったのは、20日頃からのようであり、7月23日11時45分にヒナが初確認されているので、生後約一ヶ月ということになる。             
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 どうも、おみそれいたしました。これまでシロハラクイナの子がクロハラとはと、茶化していたので、今日はどうもニラマレテいる様な気がしてならなかった。 羽もかなり立派になったようだが、まだ飛
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ぶところは見ていない。そのかわり、クイナだけにと言おうか、駆け足の見事な速さを再三示してくれた。



 ただ、朝のうちの6時から3時間ほどいただけであるが子供は2羽を見ることができただけであり、残りの3羽が気がかりである。2羽がイタチにやられたと言う話しもあり心配だ。                  

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   田んぼの持ち主さんが稲刈りと、鳥がいなくなるのと、どっちが早いかな、と気にしていた。この一帯の田んぼでも早いところ は稲刈りが始まっている。来週あたりが稲刈りの時期のようだ。ここのお米はアキタコマチとコシヒカリだそうで、アキタコマチから先に刈るそうである。シロハラクイナの巣近くの田んぼの稲が、どちらなのか素人には見当もつか ないが、この一帯で生産される、お米は旨いこ とで知られているそうだ。
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 親鳥は、離れたところで単独行動。
 子供との違いは、クチバシと脚の色と、羽の大きさぐらいだろうか。案外、旅立ちの日は近いのかもしれない。















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                                                         ミソハギとジュズ
離れた田んぼの畦に、ミソハギが花をのこしていた。ミソハギのミソは、盆花として摘まれることから禊の意。





























































 














# by GannkoOyazi | 2006-08-27 12:41 | シロハラクイナ | Comments(0)

 カワちゃんのワカちゃん物語

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 高校野球の甲子園ばかりが元気なのじゃないとばかりに、森の池畔では、この春に誕生したカワセミの若がデビューを元気に飾っていた。
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  どうだい、かっこいいでしょう。 そりゃ、お父さんやお母さんに比べたら、ちょっと羽の色艶は鮮やかさに欠けるかな。とくに胸やお腹の赤みは大人にならないと。でもね、プロポーションなら自信あるんだ。
 まあ、よろしくね。きれいに撮って、欲しいのだけど、腕前は大丈夫なのかな。
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                                それにしても、お父さんやお母さんは、何処へいっちゃたのかな。ふ~ん。奥の大きな池だって。淋しくなんかないよ。もう一人で生きていけるんだから。
 一番子かって聞かれても、分からないよ。
確か、5月頃に生まれて、それはそれは大事に育ててもらったんだよ。名前なんかないよ。カワちゃんでも、ワカちゃんでも、どっちでも僕はかまわないヨ。それより、もう餌を自分で捕らなきゃいけないんだ。だから、またね。
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 どうだい。上手いもんだろう。 ちょっと小さいエビだけど。今朝、魚も食べたから、これくらいで良いのさ。
 あれから、ずっと待っててくれたんだ。この暑いのに、よくやるね~。僕たちは、暑いときは、あまり飛び歩かないで森の日陰や草の中にもぐっているようにしてるんだ。
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 あツ、いけない。大切な羽を濡らしちゃった。どこか、いたんでいないかな。
 え、え、バックシャンだって。なにそれ。ずいぶん古いね言うことが。この背中の柄と光沢が、僕らには大事なのさ。宝石みたいに、光の当り方によって、さまざまに変わるって。うん。それによって、嫌な虫や怖い天敵が近づかないようにしてるんだ。だから、いつも水場で羽を洗ったり、繕ってるのさ。

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                 あの、あの、よろしくね。君もニューフエイスかい。君とはなんだか仲良くやれそうだね。
そりゃ~、わかってるよ。夏も終わりだってことも、秋がそこまで来ていることだって。 でもね、少しぐらい休ませてくれよ。
 もっと、もっとこれから力強く飛べるように、頑張るからさ。
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# by GannkoOyazi | 2006-08-20 21:49 | カワセミ | Comments(0)

 すくすくとシロハラクイナの子

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   シロハラクイナの子らが、どうしているか様子を見に行った。
 このところの猛暑や台風がらみの大雨で、生まれたばかりの5羽のヒナ達に異変が起きていないか気になって、まだ久し振りの登山で筋肉痛が残るが、じっとしていられず、5時半頃に、ねぐらの芦原の上の土手にカメラを据えた。
 それが幸いして、いつもより一時間も早いシロハラクイナ一家のお出ましに間に合った。まずは、親が安全を確かめるように、葦の中から路上まで出てきて道端の水溜りで少し過ごしたのち、再び葦原と田のあいだの畦で待つヒナをつれて田んぼに入った。そのときに、5羽の子供が確認できほっとするとともに、ずいぶん大きく育っていることに驚かされる。孵化が確認されたのが7月22日とされているから、今日が22日目となる。 まだ、羽は伸びていないが足は体に不似合いなほど大きくなり、素早い動きを見せる。
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 シロハラクイナの子が、クロハラなのが可愛いくもあり、可笑しい。
 孵化した雛は、全身が黒い綿羽におおわれ、くちばしの根元に白い斑があり、この白斑が成長するにつれて顔のほうに広がって

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いく。
   田んぼは、この時期は水が落とされているため、あまり奥には入らずに、シロハラクイナの一家は田の縁の細いくさの刈られた畦を歩きながら、田んぼに首を突っ込んだりしながら餌をとることが多いようだ。そこで親から餌を与えられたり、餌のとり方を学んでいるようである。
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 餌は、図鑑に寄れば主に昆虫や甲殻類を食べるとされているが、ここで目にする限りにおいては、ミミズやタニシなどを捕らえていたり、今日は稲穂に飛びついてくわえているのを、何度か目にしたが稲が目的だったのか、そこにバッタでもとまっていたのか見分けられなかった。親鳥は、田んぼに入り込んだり溝に下りたりして餌をとっては畦にいるヒナに餌を運んでいた。



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# by GannkoOyazi | 2006-08-13 18:11 | シロハラクイナ | Comments(0)

 花の山稜・蝶が岳  3 槍ヶ岳と穂高と花

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   朝日に染まる槍ヶ岳と穂高連峰 ↓
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 山々は、昇る朝日を受けて神々しい輝きを放っていた。ただ、黙って祈るような気持ちで見つめ、シャッターを切った。
 もう、こんなに間近で、この山々を望むことはないだろう。
 いつも、どの頂に立っても槍と穂高の雄姿を探すことが常だったような気がする。そして、最後に・・・。
 山も、高山の花もこちらの勝手な思いに応えてくれた。感謝。

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# by GannkoOyazi | 2006-08-10 19:05 | 野草 | Comments(0)

 花の山稜・蝶が岳 2 出合った山の花

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    イワギキョウとオンタデが咲く蝶が岳の稜線から槍ヶ岳                                                        徳沢から長塀山を経て蝶が岳を目指す。深い森と急峻な登りが続く。その間、ウグイスとムシクイと思われる鳴き声がずっと聞こえ励まされる。
 今年は、花の最盛期である7月に大雨が降り続き草木が痛められてしまったとのことであったが、山頂近くにある、お花畑に出る前の登山道にも、多くの花が迎えてくれた。



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# by GannkoOyazi | 2006-08-10 14:44 | 野草 | Comments(0)

 花の山稜・蝶が岳 1 明神~徳沢



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 梓は、穂高と槍ヶ岳の雪解け水を集め、澄みきった流れを蛇行させていた。
 山に親しみ始めて40数年、この道を何度、いや何十度となく辿ってきた。それも、そろそろ終わりにするつもりでいる。良くここまでたいした怪我や事故もなくこられたものだ。
 ただ近頃は体力・気力的にも、単独行の登山は、きつくなってきた。さりとて、今流行のツアー登山など頑固親父ゆえ認めがたい。最近になって始めた探鳥の趣味に、きっぱりと切り替える潮時かなと思い始めている。今回の山旅は、そんな気持ちを整理 するためである。その山に、槍ヶ岳と穂高連峰に間近で対面できる蝶ヶ岳を選んだ。



 探鳥を期待されてブログを開いて下さった方には、申し訳ありませんが3回に亘って山と花にさせていただきます。管理人のわがままをを、お許し願います。



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  今回は梓川の左岸を行き明神池から徳沢へ。
 今朝6時30分の新幹線に乗って長野からバスで上高地に11時に着いた。
 今日は徳沢園に初めて宿泊する予定である。徳沢園は、あの氷壁の宿である。
 いつもは足早に通り抜けてしまう道であるが、ゆっくりと流れを見下ろしたり、森のふちに咲く野の花を撮りながら歩く。花の最盛期を過ぎているのが残念。
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 明神池では鴨 が岩魚と一緒に泳いでいたので思わずカメラをむけてしまう。   



 明神までは、登山者よりも一般の観光客のほうが多いくらいで、上高地の変貌振りに、戸惑わされたが、徳沢はキャンプのテントが多く張られてはいるが、落ち着いた雰囲気に包まれていて、ほっとした気分になれた。いまさら、昔日の上高地や徳沢の面影を求めることが間違いなのだろう。 



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# by GannkoOyazi | 2006-08-10 10:58 | 野草 | Comments(0)

 南方からの珍客レンカク



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  レンカクについては、山渓の名鑑に、こう書かれている。『長い足指を持ち、水草の上を歩き回る細い体の水鳥。東南アジアから台湾にかけて分布する。日本には迷鳥として稀に出現し、主に西日本で観察されるが、記録は10例に過ぎない』
 7月に奈良に現れ伸び始めたばかりの稲の間を歩むレンカクの写真を目にし、その美しい姿に、驚くとともに、よっぽど夜行の高速バス に飛び乗ろうかと思い悩んでいるうちに、姿が見えなくなったと聞き、なにやら残念なようでもあり、ホットしたような奇妙な気分でいた。ところが、なんと霞ヶ浦、西の州の干拓地に出現したと言うビックニュースを先週耳にしたのであるが、暇が取れず、ようやく今日になって、まだ抜けていないことを祈りながら、暗い常磐道を急いだ。
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                                     夏羽のレンカクは、頭部から前首が白く、首の後ろが鮮やかな黄色に彩られていて、日差しに輝き美しい。冬羽では、首の後ろの黄色の飾り羽もなく体の上部は褐色でおおわれているとのことである。
 また、なによりも驚かされたのは、水に浮いたハスの葉の上をスタスタと動き回る様子であった。見ていて、あっけにとられる。レンカクが乗っても、全く葉が傾くこともなく浮いたままである。その秘密が、このバカデカイ足だ。これでうまいこと重量バラ ンスをとっているのだろう。
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  餌は、水草の根や実のほか、昆虫や甲殻類などを食べるとされているが、下の写真では、魚かエビを捕らえて食べたように見えた。
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# by GannkoOyazi | 2006-08-04 20:42 | レンカク | Comments(0)

 シロハラクイナの親子

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 あのシロハラクイナに5羽のヒナが誕生した。ちょこちょこと親の後を追うヒナがなんとも可愛い。
 シロハラクイナは日本では沖縄や西表島を中心に棲息し、近年では少しずつ棲息範囲を広げつつあるとはいえ九州や四国の一部までであり関東では2002年の神奈川・三ツ池や04年の臨海公園など数例に過ぎないようである。
 そのシロハラクイナが繁殖までこぎついたのは県内はもとより東日本で、初めてのこと。快挙だ。あのオガワコマドリより、はるかに貴重な記録とのこと。
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 葦の中の営巣から毎朝6時頃に、稲田に姿を現し、田のあぜを渡って幾つかの田でほぼ一日を過ごし、夕方近くに再び葦の中へ戻るパターンであり、そのときに途中の水が溜まった休耕田で、水浴びをして見せてくれる。このシャッターチャンスを狙って昨日の午後4時頃からと、今朝も5時過ぎに土手に立った。土手にはすでにカメラの砲列があって、驚かされる。

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                                        今朝のシロハラクイナは、葦の中からいきなり道端の水溜りへ親鳥が出てきて、しばらく水浴びをしたり毛繕いをし、そのあとヒナを連れ出して稲田に向かった。
  そのときの様子が上の写真であるが、ヒナは草に隠れて、あまり姿を見ることができなかったが、5羽の無事な姿を確認し、一安心する。 きのう聞いた話では、イタチがいて、親が撃退したとのことであった。ヒナは、真っ黒な小さな体で親の周りを元気よく動き回っていた。



      日本野鳥の会埼玉県支部による記録
 6月14日に観察されて以来、二羽観察され季節的に繁殖の可能性が期待される。
 7月 9日抱卵交代と思われる行動が観察される。
 7月22日アシ原内で雛が生まれ、餌を運んでいると思われる行動が観察される。
 7月23日朝から同様な行動が見られ、11時40分頃、アシ原の下から親に連れられた5         羽のヒナが初観察された。

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# by GannkoOyazi | 2006-07-30 10:36 | シロハラクイナ | Comments(0)

 アオバズク 7/22撮影

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                                                            アオハズクが営巣していた北本の、ある宗教団体の園内でヒナの姿が見られるようになった頃なので、梅雨の合間に出かけてみた。
 ただでさえ、緑葉に覆われた暗い梢であり、雨模様の天候なので、少しでも明るい所に出てきてくれるのを祈るような気持ちで待ったが、夜行性のアオハズクは、 頭巾をかぶったような頭に丸い顔で大きな金色の目を開いて、ただじっとして動く気配がなかった。
 まだ、褐色の縞模様がはっきりしないヒナは毛糸 のおもちゃのような茶目っ気のある姿を見せてくれた。無事に巣立った4羽のヒナの姿が確認できた。
 アオハズクの名は、青葉の頃に渡ってくることから。鳴き声は、「ホー、ホー、ホー」であり、一般にフクロウが鳴いていると思われている、あの鳴き声はアオハズクである。
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   下の写真は、蛇に襲われ一瞬だけ明るい下の枝に留まったもの。襲ったのはアオダイショウで地面に落ちた。

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 実は、17日に「ハス池3」をアップした途端にパソコンがトラブッテしまい、どうしてもBIOS画面になったきりでWindousが立ち上がらなくなってしまった。現在そんなわけでパソコンは入院中である。いつ修理から戻るか今のところわからない状態。パソコンが手元になくなってみて、いかにパソコン中毒にかかっていたかがわかった。 それで、会社のノーパソを借りてきて急遽セットアップした次第。
 幸い写真等の私にとって大事なデーターは外付けのハードディスクにコピーしてあったので泣かずに済みました。このアオハズクは、そのパソコンによってアップ。
   


# by GannkoOyazi | 2006-07-26 20:58 | アオバズク | Comments(0)

ハス池 3 カワセミの獲物



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 ハス池を1~3に分けてアップ。飛び物に挑戦したくデジスコを一眼にかえたのであるが、池畔からは、ハスの葉に被われ水面が見えず結局止まりものとなった。
 カワセミは、近くの川に営巣していてハス池には採餌のためにやってくる。
 池に飛んできたカワセミは、まず池畔のフェンスか樹に留まった後、池面に近いハスのつぼみに渡る。大きなハスの葉の下のつぼみをえらぶことが多いのは、日陰だからと言うわけじゃなく影を落とさないためだろう。
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 つぼみを離れた一瞬後に屋根に留まったカワセミは大きな魚を咥えていた。

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のけぞるように上を向き、魚の尻尾の方に咥えなおし首を振って足元の柱に何度も叩きつけた。大きな獲物の場合、骨を砕き呑み込みやすくするためである。

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その場で食べるときは頭から呑み込むのであるが再び咥えなおし尾の方を半分ほどしっかりと口に入れ森へ飛び立った。



 
 








         




# by GannkoOyazi | 2006-07-18 13:00 | カワセミ | Comments(0)

 ハス池 2 ハス池の仲間たち

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 ハス池は、当然のことながらカワセミだけではなく多くの鳥や虫たちが棲息の場としている。、ほんの半日ほど池畔にたたずんでいただけであるが、そんないくつもの姿を目にする
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ことが出来た。                 ゴイサギが、池畔の大きな樹からハス池中央の飾り家に飛び降りてきた。池の魚を獲りながら、時には何時間もそこに居続けることがあるそうだ。。ゴイサギがいると、カワセミなどが警戒して池にあらわれないから、ここでは嫌われ者である。幸い、今日は半時ほどで、満腹になったのか引き上げてくれた。
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                                         カルガモが、3羽の孵ったばかりの雛をつれて、ハスの大きな葉っぱの下を縫うように散歩?をしていた。雛は親鳥の心配そうな様子をよそに、ちょこちょこと葉の上に乗って遊んでいるように見えるのが、なんとも可愛い。先日、2羽の雛が目の前でアオサギに襲われ食われるのを目撃したが、どうすることも出来なかったと、教えてくれる人がいた。
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 鮮やかな真っ赤なトンボが丸まったハスの葉に羽を休めていた。赤トンボと通称されるアキアカネに対し、これはナツアカネで太目の胴が特徴。

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 蝶のように、広い羽を待ち、飛び方もひらひらと舞うように飛ぶことからチョウトンボと呼ばれるこのトンボは7・8月の限られた時期にだけみられるとのことである。日の光に当たると、ブルーやグリーンに羽が輝いて美しい。この2種のトンボのほうがカワセミよりも、稀少な出会いであったようだ。
                






# by GannkoOyazi | 2006-07-16 23:42 | 野草 | Comments(0)

 ハス池 1 カワセミ

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 お盆なので、ハス池に足を運んだ。今年は、どこもハスの開花が10日ほど遅れているとかで、ここでも葉の上に花茎が伸びていない花が多く見られ、今年の咲きぶりは、良くないとのことだった。ただ、こちらの目当ては、そこに飛来するカワセミである。このハスとカワセミの取り合わせは、ハスカワと称されて写真の格好の題材となっている。現地に着いたのが8時過ぎになってしまい、心配したが午前中に3度ほど姿を見せてくれた。
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 カワセミは、清流に棲む鳥として自然環境のシンボルともされているのであるが、最近になって都市部の公園の池や、河川でも良く姿が見られるようになった。これは、水質が良くなり餌となる魚が豊富にな
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ったこともあるが、なによりもむしろカワセミが環境に順応したからだと言われる。清流のイメージから離れたところでも棲息するカワセミはもはや「新カワセミ」と考えることとすると言う人もいるくらいである。
 棲む環境ばかりでなく、年に一度だった繁殖行動が複数回になったりして個体数が増えている反面、同じ個体を二年以上同じ なわばり内で確認することができなくなってしまい、寿命がは短くなっていることが観察されているそうだ。懸命に過酷な環境に順応しているカワセミに、安直な餌付けなど絶対に慎み大事に見守ってほしいものだ。
  ここでは、一日に3、4度のシャーターチャンス待って待機するカメラマンの心意気に救われる思いがした。



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# by GannkoOyazi | 2006-07-16 21:41 | カワセミ | Comments(0)