思い出の記 8-2 お花畑と親子 ライチョウ

 ようやく朝から雲ひとつなく晴れていた山にガスがかかりはじめたので、明日登るつもりでいた別のポイントに急いだ。この峰には一人の登山者もいなかった。そして、頂上でライチョウの親子が待っていてくれた。親も子も全く、こちらを気にするふうもなく、草の葉や実を啄ばんだりしていた。なんと、一時間ほども、たった一人でライチョウとともに、お花畑で過ごす至福の時を持つことが出来た。(2008年8月 乗鞍岳)
 ライチョウに対する思いは、複雑である。それは、青春時代から続けてきた登山の思い出といくつも重なり合っているからである。夏山の稜線で、春の残雪の山で、厳冬の山頂での出会いなどさまざまである。また、過って畦地梅太郎の木版画に傾倒し多少なりとも収集したのも、鳥と題して描かれたライチョウの魅力によるものだった。あのズングリとした体形と無垢な目に虜にされたのだ。鳥撮りをはじめ、山を離れた今、再びライチョウに遭遇し、どんな思いにかられるか、少し心配だった。それでも、ライチョウに会いたいとの気持ちがにわかにおき、山に向かった。
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by GannkoOyazi | 2017-08-26 08:41 | Comments(0)
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